2012/12/25

トイレのアクセントクロス

沢山有るメーカーのクロス
単体で見ていると可愛い〜!素敵〜!
となるのですが、いざ使おうとすると躊躇する物です。

一旦選んでも、採用するかしないかの段階になると
半数以上の方は無難な方に転びます。

「綺麗な色、柄があるんだからどっかに使いたい!」
「でも飽きるんじゃないかと不安・・・」

そういう迷いは皆さん経験されています。
もしも大柄のクロスを使いたいが
家族から反対を受けているのでしたら、
トイレや洗面脱衣室、納戸やパントリーなんかに
使用すると妥協案が見つかったりします。

暗くなるかもしれない
ということで少し敬遠されがちな黒系のクロスですが
床や壁、天井が白っぽいと、クロスが一面だけ派手でも
暗さはさほど感じません。
クロスの選定には思い切りも時には必要です。

注文住宅を頼む方には
1カ所でも2カ所でも
オンリーワンを是非作ってもらって
家族で家づくりを楽しんでもらいたいです。

2012/11/26

バーチカルブラインド設置の注意点

戸建て住宅でも大分浸透してきたバーチカルブラインド。
ちょっと大きな住宅のモデルルームなんかでは必ずと言っていい程採用されています。

バーチカルブラインドはタテ型ブラインドになる訳ですが
当初から設置を前提にして室内の事を色々決めて行かないと
思わぬ落とし穴が潜んでいたりします。

先日、バーチカルブラインドを設置した際
あ〜設置も綺麗にし上がったので、引き上げようかな
と思った矢先に、想定外の事実が発覚。

バーチカルブラインドの裾部分。
バーチカルをあけた時に、たたみ代をなるべくサッシにかからぬよう
壁の方にたたみ代がすべて行くように設定していたのですが
バーチカルの後ろにコンセントが隠れています。
このコンセントは普通のコンセントではなく
人感センサ付きのコンセントになっており、夜になると
このコンセントについている明暗センサで勝手に照明がつくようになっています。

しかし、ブラインドの布がセンサの前に被っている為に
センサが作動して明りがついたかと思うと
自分自身のヒカリをブラインドが反射をして
「明るくなった」と勘違いし、誤作動を起こす(着いたり消えたりを繰り返す)
事が判明したため、急遽バーチカルブラインドをカットする事になりました。

人感センサの取扱説明書を読むと
センサ部から左右5センチ以上は障害物が無いように設置
と書かれていました。(メーカーにより必要寸法は違います)
また、黒いものよりも白いものの方が反射してしまいやすい
とも書かれています。

バーチカルのたたみ代を逃がす事ばかり考えていた結果、
人感センサの事にまで気がつかなかったのが失敗でした。

バーチカルブラインドはカットすることが出来ますが、
現場でバーチカルをカットするのは
作業をずっと見ていましたがとても大変です。
職人さんも一苦労。

今回は良い教訓になりました。

2012/11/01

子供らしい子供部屋

小さなお子様がいらっしゃるご家庭で
クロスやカーテンなどお部屋のコーディネートを決める際に
一度は考える
「子供らしい子供部屋にするべきかどうか」
という問題。

皆さんはどう思われますか?

例えばクロスにかわいいストライプ柄とか
水玉とか、もしくはパステルカラーの壁紙とか
とっても可愛いですよね。

でも一方で
直ぐに子供は成長して飽きちゃうんじゃない?
子供に選ばせると他の部屋とのバランスが取れないんじゃない?
「こんなクロスやカーテンにしてっ!」って子供に将来怒られない?
良いと思えるのは今だけなんじゃない?
というササヤキが頭をよぎる事もしばしば。

皆さんとっても悩まれます。
悩んでいるのは今ご覧頂いているあなただけでは有りませんので
どうぞご安心ください(笑)

実際、打合せをしたお客様の中には
「小さい時にお母さんが選んでくれた壁紙が可愛すぎて
大きくなってからはずかしかった」
「自分の好きなセンスのカーテンじゃなかった」
と、小さな時に過ごした自分の部屋の思い出を
打合せをしている時にお話頂くお客様も多く、
そういう場合は比較的シンプルでノーマルな物を選ばれる事が多いです。

子供部屋については無難にするのかどうかを
最後まで検討される事も多い場所ですが、
私はあえて
「子供らしい子供部屋」
に一票です。

可愛らしいクロスやカーテンは
大人になると使いたくても使えなくなるんです。
将来こどもに「お母さんセンスない〜」って言われても
それはそれで思い出になると思いませんか?

住宅は、いろんなスタイルが有っていいと思います。
お住まいになる方が「良い」と思える家が
本当の快適な家なんだと私は思います。

なので、皆さんにはあえてチャレンジしてほしいなぁ〜


マナトレーディングのお花柄カーテン
やっぱり輸入物は色使いが可愛いですね!

2012/10/22

キャットウォークってなんだろう?

住宅展示場やちょっとオシャレな戸建ての現場見学会なんかで
よく目にする間接照明。

間接照明はお施主様から「こんな家にしたい!」というご要望を頂かないと
なかなかビルダー側よりご提案があるケースは少ないです。
(デザイナーズなどは別ですが・・・)

間接照明と一口に言ってもいろんな方法があり
その見え方や特性も様々です。

こちらはキャットウォークを施したリビング部が吹き抜けになっているLDKです。
(木目調アクセントクロスが貼られている場所がそのキャットウォークです)
「キャットウォーク」は、「犬ばしり」とも言われますが
狭い通路のことを総称してよんでいる事が多いです。
戸建の場合ですと、通路として使う用途としてではなく
意匠的に良く見せるためや、構造の出っ張りが出てくる場所に
意図的に意匠を施す場合が殆どです。

そういう「意図的に」つくったキャットウォークに
どうせつくるならば雰囲気つくりを楽しみたい!
という発想で、照明を仕込んだりする事が多いです。

写真のキャットウォークは、当初より上部に蛍光灯の間接照明と
下部にダウンライトを設置するよう計画していましたので
照明器具が入れられる十分なスペースを確保しています。

もしも、室内に間接照明を設置されるのであれば、
設計段階で必ず盛り込むようにしてください。

「スペースがあるから置けるんじゃない?」

と、建築が始まって後から導入する場合、
色々なしがらみで上手い具合に照明が配置出来ず
中途半端な仕上がりになる事もありますし、
設置寸法が足りずに隠したはずの照明が見える
という事も考えられます。

設計段階では色々な角度から支障がないかを
事前に検証できるので、
まずは設計の方や営業さん、コーディネーターの方などに
ご相談してみてください。

特に、吹抜けの有る場所に天井面や壁面を照らす照明が有ると
夜ゆっくり過ごす時間などには
安らぎを与えてくれる空間作りに一役かってくれますので
お勧めです。

2012/10/01

主寝室のアクセントクロスとカーテン

戸建ての住宅は
12月お引渡しの案件、
2月、3月お引渡しの案件が多いので
丁度今頃は段々年末に向けて忙しくなってくる過渡期です。
私もおかげさまで忙しくさせて頂いております。


そんなわけでなかなか更新できませんが
ちょこちょこと実例やプチ話を書ける時に書いてゆきます。















こちらは主寝室のアクセントクロス実例です。
色はウォームグレーのアクセントクロスにオフブラックのカーテンを合わせています。
窓の大きさは03611という大きさで
W360ミリ H1100ミリのサッシです。

縦長窓に設置するカーテンは皆さん悩まれる所ですが、
今回はプレーンシェードで行いました。
当初はロールスクリーンでとお考えでしたが
ロールスクリーンは若干無機質になり易いので
室内に
優しさ
とか
やわらかさ
をもとめると、やはりカーテン生地を採用した方が
そういう雰囲気作りはし易くなります。

アクセントクロスは今まで導入した事が無い方は
若干抵抗が有るので
最終的には少し薄い色に決めてしまったりしがちですが、
薄い色ですと仕上がった時に、他の白いクロスをあんまり変わらなかったり
イマイチぼやけてしまって綺麗に見えない事も有るので
導入するなら多少思い切った色使いをされる方が
見栄えは満足いく物になると思います。

2012/07/26

和室のクロスとプリーツスクリーン


リビングダイニングからの続き和室は
小さなお子様がいる若い世帯には人気があります。

まず、小さなうちはそれぞれの部屋では寝ないので
家族全員で寝る機会が多い事。
それから畳の上はフローリングよりも柔らかい為安全という事。

小さなお子さんが和室で遊んでいるのを時々気にしながら
キッチンでお母さんが朝食や夕食の支度をしている。
微笑ましいシーンですね〜。

さて、本題はLDKと和室との繋がりを
どうするか・・・
という所で、皆さん結構つまずきます。
モダンな和室にするか
思いっきりザ和室にして別の空間とするか
もしくはリビングとあまり変わらないような洋和室にするか・・・
イメージがわかずにクロスも決めきれない
という風になってしまいます。

こういう場合はどうしたら良いかというと、
ひたすら実例を写真などでみて
自分たちがもとめているスタイルに近い物を探す!
というのが良いと思います。

最近は一口に和室といっても
本当に様々で、大黒柱が有って鴨居があって欄間もある
ような家は殆どありません。

という事で、ここで実例を一つご紹介。
LDKから続きの和室です。
LDKの床や建具がウォールナット系の配色でしたので
和室にも若干ダークなイメージを出したいというご要望で
天井に少し濃いめのクロスを採用しました。

天井面が明るい色の方が天井は高く見えますが
和室は天井が少し低く見えても普段畳に座っている事が多いので
落ち着きが有る雰囲気にしたい場合は濃いめの色を持って来ても良いと思います。

窓はプリーツスクリーンのダブル仕様で
ダーク系の色とシースルー生地を混在させる事により
外からの光も適度に入れられる効果があります。

2012/07/22

クロス以外の天井材

腰壁を木製にしたり、天井に無垢の木を貼ったり
クロス以外の素材にする事で、室内のイメージがガラッと変わり
とても素敵な空間になります。

しかし、天然素材は風合いを保つ為のメンテナンスの大変さや
施工の難しさ、また導入コストなどで断念してしまう事もあると思います。

そこで、天然素材ではないけれど
天井に木を貼ったように見えるような素材というのが
メーカーから出ています。

一般的によく見かける事が有るのは
和室の天井に使われているラミネート天井という
プリントされた天井材です。
一般住宅では使用頻度はまだまだ少ないですが
洋室用のラミネート天井というのもあります。

こちらの物件で仕様しているのは
南海プライウッドというメーカーのハーモシーリング
という素材です。

天井材のハーモシーリングは木目調化粧シートのラミネート天井となっていて
主に洋室に使う事を目的とした天井材です。
新築物件は勿論ですが、リフォーム物件でもクロスの上から施工が出来るので
施工製は良いです。

普通の平たい天井ですと、結構天井を見上げて・・・・
というのはあまり無いですが、
吹抜けの天井はまず入ってくると、「天井高いね〜」
「わー開放的だよね〜」
などと言って、必ずと言っていい程来客者が見る場所でもあります。

そういう所をちょっと変えると
こういう所まで気を使って考えたんだな〜
やっぱり注文住宅はちがうな!

みたいな印象を受けると思いますので
クロス以外の素材としての検討もお勧めです。

ちなみに、ハーモシーリングの事を知りたい方は
南海プライウッドのホームページへどうぞ。
http://www.nankaiplywood.co.jp/lineup/ceiling/harmoceiling/

2012/06/19

子供部屋のアクセントクロスとカーテン

大学生の男の子のお部屋です。


アクセントに赤系統の壁紙を採用しています。
照明はダウンライトをアクセントクロス側のみ2灯程配灯し
メイン照明はシーリングライトとしています。

床がダークブラウンの濃い色なので
赤い壁紙を持って来ても明るすぎません。
今は空間になにも家具が有りませんが
ダーク色や黒系の家具で構成すると
更に落ち着いた空間になります。



小さな縦長の窓が中心のため
ロールスクリーンを各窓に採用しています。
色はアクセントクロスと違和感が無いように
濃いめの赤茶色を入れてみました。

写真には移っていませんが
逆サイドの窓はワイド1600の大きな引き違い窓になっています。
引き違い窓側はロールスクリーンではなく
木製ブラインドにして風や光の調節がし易くしています。


2012/06/18

子供部屋のアクセントクロスとカーテン


淡いブルーをアクセントクロスにして
他の壁と天井をホワイトにした子供部屋です。
カーテンはクリーム色にちょっとだけ模様がついているタイプを採用しています。

このぐらい淡い色であれば
女の子でも男の子でも使える子供部屋になります。

「水色の壁紙」といってもメーカーによって

明るい水色
だったり

ちょっとグレーがかった水色
だったり

塗り壁調の水色
だったり

布目調の水色
だったり

微妙に色柄が違っています。

クロスサンプルはメーカーに品番を伝えれば
A4版程度の大きさのクロスを貰えるので
ここはっ!
と思う所のクロスは小さなサンプル帳だけで確認せず、
必ず大きなサンプルを取って
色柄を確かめてから最終判断するようにしましょう。


2012/06/13

白熱灯が無くなる日

東芝ライテックが白熱電球を今後は作りません!
と言ってからにわかに世の中の白熱電球はいつまでなのかな〜??
って思っていた人は多いと思いますが、
経済産業省と環境省が白熱電球の販売自粛を照明メーカーや家電量販店等に6/13(本日)要請しました。
震災なども有り、省エネを促してLEDの復旧を後押ししたいのだと思いますが
白熱電球が世の中から無くなるのも、そう遠く無い日なのかなと感じたりしました。

5月6月は電気メーカーの新しいカタログ切り替え時期になっていますが
ダウンライトやシーリングライトのメインはLEDと蛍光灯になっています。
白熱灯もまだ残っていますが、これから新築で照明計画をされる場合は
白熱灯で使用する物は避けるか
白熱灯にしていてもそれが切れたらLEDに交換出来るタイプにしておくのが良いでしょう。


※パナソニックカタログより引用

照明は何でもLEDに取り替えられると思っては行けません。
一応、見た目が同じように見えるライトも
内部の構造が違っていたりします。

カタログをよーく見てみると
白熱灯や蛍光灯のタイプでも後からLEDに変更出来る場合
「LED電球可」
等、記載されています。
逆に、記載が無い物は交換出来ない可能性が有りますので
事前に調べたり確認した上で、器具の選定を行いましょう。

注意点としては、当初白熱灯だったものをLEDに変えたとき
光の見え方が変わったり、明るさが少し少なくなったように感じる場合が有ります。
それは光の性質やランプの構造が違う為なのですが
今はそうでも将来的にこうした問題点は解消されていく可能性は有ります。
(かなり新しい製品が出て来ていますので・・・)

我が家もそろそろLED化をはじめなければ〜
っと思い始めている今日この頃です。

2012/06/11

吹抜けのカーテン

吹抜けに上下大きな窓が有る場合
どんなスタイルのカーテンにするかな〜

そもそも吹抜けの窓ってカーテン居るのか?
など
お悩みの方も多いのではないでしょうか。


こちらは先日取付けを行った LDK吹き抜けのカーテン施工例です。
1階はカーテン、吹抜けの窓にはバーチカルブラインドを設置しました。

見た目を揃えるならば、上下バーチカルブラインドの使用となりますが、
バーチカルブラインドは色が豊富になったとは言え
モダンな感じの仕上がりに見えます。

カーテンを一つのインテリアとして楽しみたい!!という方は
カーテンの方が模様替えも楽しめますし
ウォッシャブルタイプならば洗えるのも魅力です。
※バーチカルブラインドも洗えますが、面倒ですよね〜

お客様も1階はカーテンをご希望されてましたので
カーテンとバーチカルの設置となった訳です。


バーチカルブラインドの操作は
羽根の角度を変えるポールと、ブラインドの羽根を寄せるコードにより
構成されていますので、操作部は上から1階の操作出来る場所まで下ろしてあります。
ポールは途中で2回程中継して1本として操作出来るようにしています。

操作のポール拡大写真です。

ポールやヒモが見えるのが嫌な方は
電動タイプも有りますが、勿論コストはそれなりに掛かります。
また、事前に電気配線が必要となりますので、
電動で行いたい場合は、建築の早い段階で担当の営業さんなりに
ご相談することを強くお勧め致します。







2012/06/08

子供部屋のアクセントクロスとカーテン


小さな女の子のお部屋のアクセントクロスとカーテンです。
アクセントクロスは淡いピンク色を採用し
その他の壁と天井は白の無地クロスです。

カーテンは生成り地に小さなドット柄が付いている物にして
全体的にはナチュラルな雰囲気にしました。

淡い色のアクセントクロスですと
ちょっと勇気がない方でも採用し易いと思います。

クロスは小さな面積で見るよりも
大きな面積で貼られた方が薄く見えますので
多少色がついている方が
アクセントとしては目立つようになります。

家具が置かれていない状態では違和感を感じる空間でも
家具のファブリックをアクセントクロスと合わせると
全体的にまとまりのある空間へと変化していきます。

日本の住宅は結構シンプルな色を好みますが
アメリカのホームドラマなど見て頂くと
以外と派手な柄を採用していたりします。

そういう海外ドラマのお部屋等も
是非参考にしてみてくださいね。

2012/05/31

照明の種類

室内の照明を決めるとき、
事前の知識と

して大まかな照明の種類を知っておくと便利です。

各メーカーのカタログはありますが
どれも分厚く、何冊も取り寄せるととても邪魔です。
また、ハウスメーカーやコーディネーターの方が提案してくれたプランを見るにも
器具の特徴を知っていると話が分かり易くなります。

※画像はパナソニックのカタログより抜粋しております。

こちらはシーリングライトと呼ばれる、
いわゆる天井面につけるタイプの照明です。
家電量販店等で売られているのはこのシーリングライトタイプが多いのですが
理由としては自分で取付けが可能という点です。


※画像はパナソニックのカタログより抜粋しております。

こちらはブラケットライトと呼ばれる、
壁に付けるタイプの照明です。
主には階段の壁に付けたり、室内のアクセントにつかったり、寝室のベット脇に並べて配灯したりと何かと便利な器具です。


※画像はパナソニックのカタログより抜粋しております。

こちらはペンダントライトと呼ばれる、
天井からブラブラとぶら下がっているタイプの照明です。
オープンキッチンが主流になっている昨今では、
このペンダントライトをキッチンやダイニングテーブルの上に配灯し、
カフェっぽい雰囲気や店舗っぽい雰囲気を演出します。


※画像はパナソニックのカタログより抜粋しております。

こちらはシャンデリアですが、くくりとしては天井に付けるのでシーリングライトの仲間です。
シャンデリアはその本体がかなり重い物が多いので、
取付けを希望している場合は事前に建てるメーカーや工務店に告知して、
天井下地などを入れておいてもらうようにしてください。


※画像はパナソニックのカタログより抜粋しております。

こちらはシーリングファン。シーリングライトの仲間です。
シーリングファンもシャンデリア同様に重量がありますので、
取付けたい場合は必ずメーカーや工務店に告知して下さい。


※画像はパナソニックのカタログより抜粋しております。

こちらはスポットライト。ブラケットライトやシーリングライトとしての用途で使われます。
角度を有る程度自由に帰る事が出来るので、吹抜けにブラケットライトとして使用したり
飾りたい絵や特定の場所に照明をあてるのに利用したりします。
また、外用のスポットライドでは、主にウッドデッキなどが有る空間に利用する事が多いです。


※画像はパナソニックのカタログより抜粋しております。

こちらはダウンライト。天井に穴をあけて本体を設置する、埋込み型の照明です。
ダウンライトは見た目が非常にスッキリする事から
モダンなスタイルの住宅や高さが取れない空間に利用する事が多く、
最近はLDKをすべてダウンライトでまかなう戸建て住宅も少なく有りません。

シーリングライトは比較的安価で照度が確保出来ますが
ダウンライトはシーリングライトと同じ照度を取るようにするには
少し工夫が必要になります。

また、ダウンライトを中心とした照明計画をお考えの方は
建築の打合せの比較的早い段階で、担当者に伝えておくのが望ましいです。
何故かというと、殆どの場合はシーリングライトでとりつけた一般的な配灯計画で設計を行うので、
ダウンライトを中心とした設計にすると、照明取付費等が多く掛かりますし、
天井に穴をあけて配置するため、構造にも影響があるので早めに伝えておく方が
希望通りの空間になります。
















2012/05/30

吹抜けの照明

戸建住宅でリビングや主寝室等に吹抜けの空間を作り
開放感を演出するのは最近ではごく一般的になっています。
一般的になっているとはいえ、吹抜けの有る空間に住んでいないと
その空間のイメージは掴みにくいと思います。

特に、照明をどこにどうつけてよいやら
また、提案されている照明がどんな風につくのか
明るさは足りるのか・・・
等、疑問はつきない物です。

とは言うものの、注文住宅は吹抜けも同じように
みな吹き抜けている訳では有りませんので
よく分からないという方は出来るだけ多い判例を見て
想像してイメージを固めて行き、
照明の明るさについては
各メーカーのショールーム等で体感するのが
一番納得できると思います。

リビングの中央に吹抜けがあるパターンです。
吹抜けに窓を設置しているので、日中の晴れている時はかなり明るいです。
吹抜けでよく採用されるのは、
写真のようなダクトレールと呼ばれるレールコンセントを壁側に配置し
スポットライトやダクトレール用照明を配灯する方法です。

実際にソファーなどが置かれる床面への明るさも重要ではあるのですが
吹抜けが有る空間は、天井面へも何かしら照明を当てるような工夫をすると
夜でも広がりの有る空間が演出できます。

スポットライトのように
照明の角度を有る程度調整できるような器具であれば
家具の配置を変えてもフレキシブルに対応できますし、
上下好きな場所へ光をコントロールできるので
空間を遊べると思います。

また、照明を足したり引いたり出来るのも
便利な点だと思います。

2012/05/22

オープンキッチンの雑貨

オープンキッチンを採用すると
カウンターがフラットになる分、キッチンからの視界が広がって
とてもLDKが明るく広く感じます。

開放的なLDKをもとめられる方は多いので
最近は私が関わっているお客様の7〜8割近い方が
フルオープンやステップアップ(ちょっとだけ手元よりカウンターが高くなっている)キッチンにされています。

オープンキッチンを採用したとき

少し気になるのが「タオル」をどうするか

です。

打合せの最初の段階では、キッチンのスタイルを決めたり
食洗器、ガスコンロ等の性能を気にするあまり
ちょっと見逃されがちなポイントです。

キッチンの扉の取っ手がもしもバータイプ(出っ張っているタイプ)でしたら
まずはそのバーへタオルを掛ければ良いと思いますが
ライン取手という取っ手が出っ張っていないタイプのキッチンですと
タオルを引っ掛ける所が無いので
標準で準備されていないようでしたらオプションにしてでも
タオル掛けは準備してもらった方が
後々困りません。

国内の主なメーカーでしたら、ライン取っ手でも専用のタオル掛けを引っ掛ければ良いのですが、
扉にそういう付属のタオル掛けも付かない形状の扉や
そもそも付属のタオル掛けがあまり気に入らない・・・・
と言った場合、タオルをさてどうやって何処に設置したら良いか?
と悩む方も以外と多い事に最近気付きました。

色々と探したり、人に聞いたりしていた中で
結構これは良いかもしれない!と思った製品が有ったので
少し紹介します。


タオル掛け スポンジ付き umbra アンブラ タオルハンガー (ふきん掛け) BELEAF SCRUBBY STAND ビリーフ スクラビースタンド タオルスタンド 洗面所 おしゃれ スタイリッシュ 輸入 キッチン雑貨 キッチンクロス 布巾掛け 台拭き


アンブラというメーカーのタオル掛けとスポンジ置き場がセットになったものです。
カウンターの上にそのまま置いてもインテリアとして使えるので
吸盤式の市販で売られているタオル掛けを設置するより
かなりスタイリッシュになります。
折角色や仕様に拘ったキッチンが、吸盤式のタオル掛けで台無しになるのは防げそうです。

flow タオルバー 260/ケユカ


扉の厚みが合えば、KEYUCAのタオルバーも見た目がスッキリで
スタイリッシュなのでお勧めです。

オープンキッチンは見えすぎる故の苦労は有りますので
「上手く見せる」「上手く隠す」
を上手に取り入れる工夫が必要だと思います。



2012/05/14

和室のカーテンについて

和室が独立している場合やLDKと繋がっている場合、
またしきりが全くなく、そのまま小上がりに和室がある場合等
最近の戸建ての「和室」はマンションの影響を受けて
若い世代には特に「洋和室」が支流になりつつあります。

洋和室になったばあいは、LDKからの繋がりを
どこまで持たせるかで、和室の印象も大分変わってくると思います。

LDKで採用した建具をそのまま色を変えたりして
和室に使ったりするケースもありますし、
戸襖といって、従来の和室のように押入や出入り口のドアに
襖紙を貼ったりする事も有ります。

こちらの場合は、シンプルでは有りますが、和室の要素を多く残しているケースです。
押入は襖紙を採用して、天井はラミネート天井という
木に見えるシート張りを施された板で施工しています。

照明は最近和室でもダウンライトを採用することも珍しく有りません。
そんなに広く無い和室ですと、ダウンライトを使う事で空間がスッキリ見えますが
シーリングライト(天井付けの照明)に比べると、少々室内が暗く感じます。

外観を他の場所と統一したり、
または防犯上の問題から、和室でもたてすべり出し窓を採用する事も多いです。
※たてすべりだし窓ってなに?と思った方はこちらで確認をどうぞ
写真の奥は細いタイプのたてすべり出し窓を連続して2カ所設置しています。

こういう小さいサッシだと、
和室にどういう物を取付けたら良いか迷う方も多いですが、
プリーツスクリーンというタイプは和室によく合うので
最近使われています。

プリーツスクリーンを閉めた感じ
こちらは枠内に設置して、窓枠の天井にビスで固定している方法です。

プリーツスクリーンは
タチカワブラインドニチベイTOSOなどが主なメーカーとなっていて
カラーバリエーションやメカ(操作する所)の構造が若干異なっています。

プリーツスクリーンのサンプルは、インテリアを
総合的に扱っている家具屋さんでも実物を見る事ができますし、
各メーカーのショールームへお時間があれば出向いてもいいです。
※各メーカーのショールームへ単独で行くと、場所が点在していて時間がかかるので
一番は総合的に扱っている所とか、メーカーでオプション販売会等やっている場合は
そちらの機会を利用して、メリットデメリットやお勧めなどを聞かれると良いでしょう。


2012/04/25

子供部屋のアクセントクロス

アクセントクロスは他の建材をつかうよりも
お安く、そして気軽に部屋の雰囲気を変えられるので
皆さん積極的に取り入れて頂いています。

子供部屋のアクセントは
お子様が小さい場合、おもちゃやカーテン等
手を加えなくても色々な色がプラスされるので
柄付きよりも単色クロスを採用されると
まとまりが付くのでお勧めです。


こちらは淡いブルーに、
単色の同じような系統のカーテンを合わせたアクセントクロスです。
子供部屋らしく明るさも残しつつ
アクセントクロスが品よく取り入れられていて、
どことなく北欧風のテイストが漂います。

柄物は単品でみるととてもかわいいのですが、
どんな家具を入れたいのか?
部屋全体のテイストとはずれてないか?
などを考えながら決めて行くと宜しいかと思います。

また、傾斜天井ということもあり
こちらは中央にペンダントライトを配灯しています。
メーカーによってはもう少し丸みのある楕円形等色々ありますので
そういう雰囲気の物をいれると雲が浮かんでいる
みたいで可愛らしくなると思います。

2012/04/10

子供部屋のカーテン2

子供部屋は普通の両開きカーテンを採用する他にも
ロールスクリーンを設置する方もかなり多くいらっしゃいます。

理由としては、予算内で考えているカーテンの柄が
あまり気に入らないというケースや
窓のサイズ的にカーテンよりもロールスクリーンの方がしっくり来る
また、もともとスッキリとした雰囲気がお好み
と行った所でしょうか。

少し淡いブルーのロールスクリーンを
たてすべり出し窓に壁付け設置したケースです。

画像では部屋の大きさが分かりにくいですが、
横長に凡そ12畳程のスペースがあります。
現在はお子様が小さいので一つの部屋として使い、
将来的には真ん中に壁を造作して部屋を分ける計画です。

部屋を分ける事を前提としているので
かなり多くの窓があり、
部屋全体では02609というサイズ(W26センチH90センチ)が
計9カ所も有ります。ですので、ここに全部カーテンをそれぞれ引くとなると
ちょっと部屋がもたつく感じになるので
全てロールスクリーンにしました。

最近はロールスクリーンも
「ウォッシャブル」
というタイプがあり、これはメカからロールスクリーンをはずして
洗えるという仕様になっています。

ウォッシャブルは洗えるのですが、
実際に洗っている人がどの位居るのか・・・?
というのは若干疑問がありますが、
洗えるということは、濡れた雑巾等で拭いても問題ないという事なので
外して洗わないという方でもメリットは有ると思います。



2012/04/04

窓上のエアコンとレールについて

大きなまどに囲われた空間では
とかくエアコンとカーテンレールの干渉に悩まされます。

色々な構造上の問題から
エアコンを止む無く窓上に設置しなければならない場合
カーテンレールの選定やエアコンを選ぶ基準が
大幅に限定されてしまいます。

設計図面上でエアコンの位置が書かれていても
その寸法はごく「一般的な大きさ」でしかありませんので
機能性の高い、大容量のエアコンを想定しているわけではありません。

エアコンの寸法は、本体の寸法の他に
見ておかなければならない部分が幾つか有ります。

こちらはダイキンのうるるとさららシリーズの
設置スペースについて記述されているパンフレットのページ抜粋です。
大抵、こういう寸法はカタログの一番後ろに載っていて、
あまり真剣に見る人は少ないと思いますが
ここは非常に重要です。

性能などがうたわれているページには
エアコン本体の寸法が書かれていますが、
吹出し口の羽根の動き方については書かれていない事が多いです。
書かれていても簡易的に入っていることが多いので
パンフの一番後ろまで見て確認してください。

こちらのケースでは、本体の高さ寸法は295㎜と小さく感じますが
冷暖房を運転しはじめると吹出し口の羽根がかなり大きく動くので
本体から更に115㎜のスペースを確保しないと
エアコンの真下に障害物が有る場合はぶつかります。
また、障害物の奥行きと可動する羽根の寸法にも注意が必要です。

また、天井からエアコン本体を離す寸法も必要です。
この寸法を確保出来ないと、室内空気を上手く取り入れられなくなったり
全面カバーが外せなくなってメンテが出来なくなったりしますから
これはかならず守らなくては行けない寸法です。

天井から離す寸法も、メーカーや機種によって違っていますので
必ず確認してください。

予め、結構シビアな寸法だという事が分かっている場合は
エアコンの設置スペースがいくつ確保出来るのかを
設計や監督に確認しておいた上で、
家電量販店の出来るだけエアコンに詳しい店員に状況を説明して
機種の選定を行うようにしてください。

こちらはたまたまYouTubeでみつけたダイキンの羽根の動きを撮影して下さっている動画です。
私はこれをみて最近のエアコンの進化にちょっぴり感動しました。


羽根の動き方などは寸法で見てもイメージ湧かないという方は
量販店でデモをみせてもらって、確認するのも良いかもしれません。

2012/04/03

ロールスクリーンの窓枠内設置

極力見た目をスッキリ見せたい
出っ張るのが好きじゃない
カーテンレールが気になる

という方は、
ロールスクリーンやバーチカルブラインド、
プリーツスクリーンやブラインド等
検討される事が多いと思います。

これらを業界的には「メカもの」などと呼んだりしますが
このメカものを設置する場合は
・窓枠の外側につけるか内側につけるか
・メカの操作は右にするか左にするか
等を打合せで決めて行きます。

窓枠の外=壁面に設置
する場合は、カーテンレール同様に
室内側にメカを取付けるわけですが
室内側への出っ張りを極力少なくしたい方は
窓枠の内側に、枠の天井へメカを取付けて
スッキリ見せるという場合もあります。

引き違い窓や上げ下げ窓のように
網戸が外側に来るタイプの窓に対して
窓枠の内側にメカを設置する場合は
綺麗に納まるのですが、
滑り出し窓のような網戸が内側につくタイプの物は
枠内に設置してもメカが多少室内側に出っ張ります。
※滑り出し窓ってなんぞや?という方は、こちらの記事参照ください。

たてすべり出し窓にロールスクリーンを設置した例です。
正面からみるとこんな感じ。

脇からみると、壁からロールスクリーン本体が飛び出しています。

下から見ると分かり易いですが、
これは、窓の前に網戸が設置されているために
その分取付け位置を前にズラす必要が有る為です。
ロールスクリーンはクルクルと巻き上げられた際に、
一番下についているウェイトバーも巻き込まれて納まる為
ウェイトバーが網戸に当らないようなスペースの確保が必要です。

こうしたたて滑り出し窓等に、出っ張らないでつけられる物は
取付け寸法が小さいアルミブラインドかプリーツスクリーンになります。

※今までお話していた窓枠の奥行きは、
通常の在来工法やツーバイでの奥行きをイメージしてお話していますが、
自宅が大壁等で壁厚がある場合は、
設置スペースを確保出来る事がありますので
この限りではありません。

2012/03/28

吹抜けのアクセントクロス

注文住宅ですとクロスも建売りとは違って
自分たちで選ぶ事が出来ます。

個々の居室でクロスを変える方や
部分的にアクセントとして少しインパクトの有るクロスを取り入れたり
皆さん思い思いの「自分たちらしい」家づくりを楽しんでいらっしゃいます。

折角なので、ちょっと変わったクロスにしてみたいな〜
とか
子供部屋は可愛らしい模様が入っているものにチャレンジしたいな〜
とか
主寝室はかっこ良くしたいな〜
とか
色々と考えてみても、濃い色のクロスにしたら一体どんな感じになるんだろう?
失敗したら怖いからやっぱりスタンダードで行こうかな?
という所に落ち着く事も良く有ります。

メーカーよりクロスのサンプルを取り寄せても
せいぜいA4サイズ程度ですから、
そこから少し部屋を3次元的にイメージして考えなくてはなりませんが
もしも家具を現在お手持ちの物でという場合は
それらの家具と選んだクロスのイメージが合うのかどうか?
も、アクセントクロス選びのポイントになります。

主寝室の吹き抜けに少し濃いめのアクセントクロスを採用した例です。
プライベート空間は他の誰かが来るわけではないので
少し思い切った柄のクロスを採用したい
というリクエストで、お客様と相談の上決定しました。

今は家具など何も置かれていない状況ですが
これからベットやTVボード等色々と家具が入ってくる事で
室内のイメージも変わってくると思います。

また、勾配天井がかなり高めだったため
天井面への照明はダクトレール+スポットライトと
反対側サイドの比較的高い位置にブラケットライト(壁付け照明)
を採用しています。

広さは凡そ8畳程度ですが
夕方ブラケットライト(蛍光灯90W相当)を付けた所
かなり明るく感じました。
これにスポットライトも入れば、照度としては十分すぎる位です。
照明の回路はダクトレール側とブラケット側とで分けていますので
明るくしたいときは両方付けて
照度を落としたい時はブラケット側の照明を消す

または、スポットライトの角度を天井面や壁面へ向けて
完全な間接照明として使う

という用に
一見無駄なようでいて、回路を分ける事で
色々と試したり出来るのも楽しいと思います。

吹抜けは照明の明るさのイメージが掴みにくいので
照明を足したり引いたり出来る工夫をしておくと
好みの明るさに調整できるのでお勧めです。

2012/03/27

IKEAのウォールシェルフでプチリフォーム

トイレの床に少し小物を置いていたのですが、
掃除をする際に邪魔になったり
足元に物が有るのがずっと気になっていたので
IKEAに出向いた際見つけたウォールシェルフを利用して
簡易的な棚を作りました。

色はダーク系とホワイトの2種類、
長さも60センチと120センチの2種類。
こちらのタイプはコの字型ですが、フラットなタイプのものや
棚にブラケットをつけるタイプの物もありましたが
極力出っ張りを少なくしたかったので
この製品を選びました。

購入時に確認し忘れてしまったのですが、
こちらの商品にはビスが付属されていませんでした!
なので、以前他の物を取付ける際に購入した
ボード下地対応のビスを別途用意して取付ける事にしました。

時々IKEAの製品はこういう事があります。
付属の物が何かをよーく見極めて
入っていない物は近くのスタッフにでも聞いて
買い足して下さい。

取付けは、水平が上手く取れればボードビスを先に壁へ打ち付けて
その後ビスを棚の上から揉めばいいので
そんなに難易度は高く無いですが、
印をつけたり水平を確認したり、ビスを取付けたりする際に
一人では体制的に無理が有るので

一人は本体を持ったりして固定して
もう一人がビスを打つ

などした方が早く取付けられます。

出来上がりはこんな感じになりました。
トイレ内に使っていた小さなフレグランスや
飾る所が無くて困っていた小さな小物をのせられる
スペースが出来て、ちょっと満足です。

こういう物を購入した時は
よし、やるぞ!
っというモードになっているので、
ビスが付属されていなかった時には一瞬
え〜っ
って思いましたけれど、(確認してなかったのも悪いんですが)
家中探してボード用ビスが運良くころがっていたのは
ラッキーでした。

無印やニトリではあり得ないような事が
IKEAではあり得たりするので
その辺は注意して購入してくださいね。

2012/03/24

縦長窓のカーテンスタイル

縦長窓が沢山ある所については
どんなスタイルのカーテンにするか悩ましい所ですが
同じ窓サイズでスタイルを変えたときの見栄えについて
少し触れてみます。

こちらはプレーンシェードというタイプで
後ろがレース、前がドレープで下から上にカーテンが巻き上がるタイプとなります。
プレーンシェードは巻き上げた時にカーテンの優しい雰囲気が出てきますので
ロールスクリーンだと少し平面的で寂しいと感じる方に向いています。
デメリットとしては、通常のレギュラースタイルのカーテンに比べて
金額が高くなる事と、生地の取り外しが多少面倒な点です。


こちらは最初の写真と同じサイズの窓が3連つらなっている所を
1本のレールで繋げて両開きにしたスタイルです。
1カ所ずつシェードやロールスクリーンを取付けるよりも
安価ですし、カーテンの取り外しもし易く、開け閉めも楽です。
デメリットとしては、小さな窓を室内側からも楽しみたい時は
レースカーテンが全て引かれていると分かりにくくなる点と
個々に設置するよりもカーテンの面積が大きくなるため
カーテン自体のボリュームが出てしまう事です。

カーテンのスタイルについては
それぞれ皆さんの許容範囲や
空間に対する思い入れによって向き不向きが出てきます。
カーテン以外をモダンに決めていても、
家具やカーテンでモダンな空間にならなくなってしまう事も有りますし、
また見栄えだけを優先してしまう事で
使い勝手が悪くなる事もありますので
家族の優先順位を決めた上で
カーテンスタイルも決定したい物です。

2012/03/22

エアコンとカーテンの干渉 その3

エアコンは、8畳ぐらいまでの居室であれば
そんなに機能性をもとめずに安価な物で済ませる事が多いですが、
LDKとなれば話は別で、大きなLDKの冷暖房をカバーするために
200Vのエアコンを購入するようなケースも多々有ると思います。

また、リビングだけはいつも居る所だから奮発して
良い物にしたい!
とお考えの方も多いと思います。

防犯上、LDKでも大きな道路に面している所には
掃き出しサッシではなく、小さな押し出し窓タイプの物を採用する事が多くなっていますが、
大きな窓を作らない分出来るだけ採光を取ろうとすれば
必然的に窓の数を多くするしかありません。

窓の数が多くなると、
部屋全体を見回した時に、壁の量が少なくなり
結果的に外に面した壁の寸法が小さく、
エアコンを取付ける場所を確保するのに
後から苦労することも有ります。

打合せ段階で平面図や設備図等に、
エアコン設置位置というのが書かれていますが、
このエアコンの寸法は平面上で見ているだけですので
鵜呑みにしてはいけません。
設計者も、エアコンの寸法はお客様から指定が無い限り
一般的な必要最小限の寸法で書いている傾向があります。

エアコン横にロールスクリーンを設置した例ですが、
ロールスクリーンが窓の中心から若干右に寄って設置されています。
この小さな窓が1カ所のみでしたら、
もう少し巾を小さく作って中心に見えるようにもと考えたのですが、
この列に数カ所同じサイズの窓が均等に配置されており
それぞれロールスクリーンが設置されています。

ロールスクリーンは窓サイズギリギリで設置すると
光漏れが大きくなってしまうため、
・光漏れをしても全体にロールスクリーンを小さくするのか
・またはエアコン設置箇所だけを少しズラして設置するか
を模索したところ、このように1カ所だけズラす
とう方法となりました。

壁付け設置ではなく、窓枠内に天井付けで設置すれば
エアコンの干渉は防げますが
窓のタイプによっては窓枠内に綺麗におさまらないケースが有りますので
ご検討される場合はメリット/デメリットを理解した上で
設置方法を決めるのが良いと思います。

2012/03/21

傾斜天井への照明

LDKは出来るだけ開放的に感じたい!
なるべく広く見せたい!

というご要望が多く、最近は吹抜け天井や
傾斜天井も多くなって来ています。

今までマンションや賃貸アパートにお住まいの方が
戸建て住宅で開放感のある天井にした場合
想像がし難いのが吹抜け部につける照明をどうするか・・・
というのもその一つだと思います。

・どんな照明が合うのかな〜
・何灯ぐらい必要なのかな〜
・シーリングファンとか付けといた方がいいのかな〜
等々。


こちらはリビングの傾斜天井の例です。
当初、LEDのダウンライトを天井埋込にする予定でしたが、
天井ピラーという木材で天井を化粧する事になった為、
ダウンライトにした場合、照明の穴開けをすると
ピラーが凸凹して美しく無いという事になりまして、
ダクトレールにスポットライト という形式を取りました。

ダクトレールに付けられるスポットのタイプは
白熱灯・蛍光灯・LEDとありますが、
金額だけをみると白熱灯が一番安くてLEDが高いです。
しかし、普通よりも高い場所へつける照明器具は
最初のコストが高めでも、可能で有ればLEDを採用したいところです。

ダクトレールの取付け位置は
中心よりも極力傾斜の底辺に近い位置で設置する方が
・球の交換がし易い
・スポットライトの角度が変え易い
という事が上げられます。
スポットライトの良い所は、自由に角度が変えられる
点が大きいので、傾斜の上の方に付けてしまうと
最初に設定した角度から変えたいと思う気すら失ってしまいます。


照明は、カタログでパッと見た印象と
実際の大きさがイメージと違っている事が多いので
ご自身で選んで購入される場合は
必ずサイズを確認して下さい。

もしもイマイチイメージが掴みにくい場合は
照明のメーカーやコーディネーターへ相談して
器具の選定をしてみるのが無難です。

2012/03/16

窓の種類

間取りを決める際に色々と悩む事は多いと思いますが、
窓の種類をどうするか?というのは、
結構決定までに時間がかかる要素の一つです。

ここでは一般的によく採用されている窓のかたちと
その呼び方について少し触れてみたいと思います。
※画像は三協立山アルミのカタログより抜粋しております。

名称:引き違い窓 
ごく一般的な窓で片方ずつ開くタイプです。
デラスなどに出る為に開口面積を大きく床まで取っているタイプの物を「掃き出しサッシ」と呼び、床から少し立ち上がっているタイプを「腰高サッシ」などとも呼んでいます。

名称:上げ下げ窓
窓が上下に開くタイプの窓です。
下の窓だけしか開かない「シングルハング」タイプと、
上下両方とも可動できる「ダブルハング」タイプがあります。

名称:たてすべり出し窓
最近モダンな外観で流行っているのがこのタイプの窓です。
ちょっと前までは巾が360㎜までの物しか有りませんでしたが
現在は260㎜の物が有り、
防犯上の面や外観のシャープさで
とりわけ人気の高いサッシタイプとなります。

たてすべり出し窓の特徴は、
網戸が内側に設置されるという点です。
内側に設置される網戸は一般的な網戸と、
必要な時だけ引き出して使うロール網戸タイプの
2種類が有りますので、
自分の家がどちらが標準で設置されるのか
確かめておいた方が良いでしょう。

上部名称:内倒し窓
下部名称:外倒し窓
内側に開くのか、外側に開くのかの違いです。
この手のタイプは窓を全開口したくは無いが換気を取りたいという
洗面脱衣室や浴室に採用する事が多い窓です。
室内側に出っ張ってこない分
外倒しの方が窓を開けた時のすっきり感は有りますが、
開けっ放しの時に雨が降って来たりすると、
中に雨が入ってきやくなります。

名称:連段窓
下の窓を開かない窓(FIXと言います)とし、
上部の窓だけを解放するタイプ。
画像は細長い窓タイプですが、
上部が大きな引き違いで下部がFIXというタイプも製作可能です。
採光を大きく取りたいような場面で採用されます。

名称:FIXタイプ
いわゆる開かない窓です。
採光を取り入れたいが開かなくても良い場面で使用します。
例えばリビングで目線にかからないように高い位置に横長のFIXを採用したり
吹抜けの壁の高い位置に設置したり。
また階段室や手の届かない所でも採光を取る為に採用する事があります。

その他、細かな名称がついている窓は沢山ありますが、
大まかによく使われているタイプのサッシについて説明をしてみました。
図面には開き勝手(どっちに丁番がついていて、どっちに開くのか)が明記されていますが、
図面を見慣れていない一般の方には、最初なかなか分かりにくいと思います。

住宅メーカーや設計の方は毎日みている設計図ですので
「掃き出しサッシをつけましょう」「たてすべりの方が良いですね」
と、どんどん話しが進んで行きますので
もちろん、立面図上でみる外観の見え方も大切では有りますが
・特殊な開き方をするサッシが採用されているのか居ないのか?
・採用されているサッシが利用目的に合っているのか?
を、理解して決定していくことが大切だと思います。

また、たてすべり出し窓や外倒し窓のような
窓が外に開くタイプは、網戸が室内側に設置されますので
ロールスクリーンやブラインドを「枠内設置」にしたい場合は
壁厚によっては多少室内側にはみ出したり、
或は枠内設置自体が不可能になる場合がありますので
そういったスタイルを望まれている場合は
打合せの段階できちんと聞いておいた方が良いでしょう。