2012/05/31

照明の種類

室内の照明を決めるとき、
事前の知識と

して大まかな照明の種類を知っておくと便利です。

各メーカーのカタログはありますが
どれも分厚く、何冊も取り寄せるととても邪魔です。
また、ハウスメーカーやコーディネーターの方が提案してくれたプランを見るにも
器具の特徴を知っていると話が分かり易くなります。

※画像はパナソニックのカタログより抜粋しております。

こちらはシーリングライトと呼ばれる、
いわゆる天井面につけるタイプの照明です。
家電量販店等で売られているのはこのシーリングライトタイプが多いのですが
理由としては自分で取付けが可能という点です。


※画像はパナソニックのカタログより抜粋しております。

こちらはブラケットライトと呼ばれる、
壁に付けるタイプの照明です。
主には階段の壁に付けたり、室内のアクセントにつかったり、寝室のベット脇に並べて配灯したりと何かと便利な器具です。


※画像はパナソニックのカタログより抜粋しております。

こちらはペンダントライトと呼ばれる、
天井からブラブラとぶら下がっているタイプの照明です。
オープンキッチンが主流になっている昨今では、
このペンダントライトをキッチンやダイニングテーブルの上に配灯し、
カフェっぽい雰囲気や店舗っぽい雰囲気を演出します。


※画像はパナソニックのカタログより抜粋しております。

こちらはシャンデリアですが、くくりとしては天井に付けるのでシーリングライトの仲間です。
シャンデリアはその本体がかなり重い物が多いので、
取付けを希望している場合は事前に建てるメーカーや工務店に告知して、
天井下地などを入れておいてもらうようにしてください。


※画像はパナソニックのカタログより抜粋しております。

こちらはシーリングファン。シーリングライトの仲間です。
シーリングファンもシャンデリア同様に重量がありますので、
取付けたい場合は必ずメーカーや工務店に告知して下さい。


※画像はパナソニックのカタログより抜粋しております。

こちらはスポットライト。ブラケットライトやシーリングライトとしての用途で使われます。
角度を有る程度自由に帰る事が出来るので、吹抜けにブラケットライトとして使用したり
飾りたい絵や特定の場所に照明をあてるのに利用したりします。
また、外用のスポットライドでは、主にウッドデッキなどが有る空間に利用する事が多いです。


※画像はパナソニックのカタログより抜粋しております。

こちらはダウンライト。天井に穴をあけて本体を設置する、埋込み型の照明です。
ダウンライトは見た目が非常にスッキリする事から
モダンなスタイルの住宅や高さが取れない空間に利用する事が多く、
最近はLDKをすべてダウンライトでまかなう戸建て住宅も少なく有りません。

シーリングライトは比較的安価で照度が確保出来ますが
ダウンライトはシーリングライトと同じ照度を取るようにするには
少し工夫が必要になります。

また、ダウンライトを中心とした照明計画をお考えの方は
建築の打合せの比較的早い段階で、担当者に伝えておくのが望ましいです。
何故かというと、殆どの場合はシーリングライトでとりつけた一般的な配灯計画で設計を行うので、
ダウンライトを中心とした設計にすると、照明取付費等が多く掛かりますし、
天井に穴をあけて配置するため、構造にも影響があるので早めに伝えておく方が
希望通りの空間になります。
















2012/05/30

吹抜けの照明

戸建住宅でリビングや主寝室等に吹抜けの空間を作り
開放感を演出するのは最近ではごく一般的になっています。
一般的になっているとはいえ、吹抜けの有る空間に住んでいないと
その空間のイメージは掴みにくいと思います。

特に、照明をどこにどうつけてよいやら
また、提案されている照明がどんな風につくのか
明るさは足りるのか・・・
等、疑問はつきない物です。

とは言うものの、注文住宅は吹抜けも同じように
みな吹き抜けている訳では有りませんので
よく分からないという方は出来るだけ多い判例を見て
想像してイメージを固めて行き、
照明の明るさについては
各メーカーのショールーム等で体感するのが
一番納得できると思います。

リビングの中央に吹抜けがあるパターンです。
吹抜けに窓を設置しているので、日中の晴れている時はかなり明るいです。
吹抜けでよく採用されるのは、
写真のようなダクトレールと呼ばれるレールコンセントを壁側に配置し
スポットライトやダクトレール用照明を配灯する方法です。

実際にソファーなどが置かれる床面への明るさも重要ではあるのですが
吹抜けが有る空間は、天井面へも何かしら照明を当てるような工夫をすると
夜でも広がりの有る空間が演出できます。

スポットライトのように
照明の角度を有る程度調整できるような器具であれば
家具の配置を変えてもフレキシブルに対応できますし、
上下好きな場所へ光をコントロールできるので
空間を遊べると思います。

また、照明を足したり引いたり出来るのも
便利な点だと思います。

2012/05/22

オープンキッチンの雑貨

オープンキッチンを採用すると
カウンターがフラットになる分、キッチンからの視界が広がって
とてもLDKが明るく広く感じます。

開放的なLDKをもとめられる方は多いので
最近は私が関わっているお客様の7〜8割近い方が
フルオープンやステップアップ(ちょっとだけ手元よりカウンターが高くなっている)キッチンにされています。

オープンキッチンを採用したとき

少し気になるのが「タオル」をどうするか

です。

打合せの最初の段階では、キッチンのスタイルを決めたり
食洗器、ガスコンロ等の性能を気にするあまり
ちょっと見逃されがちなポイントです。

キッチンの扉の取っ手がもしもバータイプ(出っ張っているタイプ)でしたら
まずはそのバーへタオルを掛ければ良いと思いますが
ライン取手という取っ手が出っ張っていないタイプのキッチンですと
タオルを引っ掛ける所が無いので
標準で準備されていないようでしたらオプションにしてでも
タオル掛けは準備してもらった方が
後々困りません。

国内の主なメーカーでしたら、ライン取っ手でも専用のタオル掛けを引っ掛ければ良いのですが、
扉にそういう付属のタオル掛けも付かない形状の扉や
そもそも付属のタオル掛けがあまり気に入らない・・・・
と言った場合、タオルをさてどうやって何処に設置したら良いか?
と悩む方も以外と多い事に最近気付きました。

色々と探したり、人に聞いたりしていた中で
結構これは良いかもしれない!と思った製品が有ったので
少し紹介します。


タオル掛け スポンジ付き umbra アンブラ タオルハンガー (ふきん掛け) BELEAF SCRUBBY STAND ビリーフ スクラビースタンド タオルスタンド 洗面所 おしゃれ スタイリッシュ 輸入 キッチン雑貨 キッチンクロス 布巾掛け 台拭き


アンブラというメーカーのタオル掛けとスポンジ置き場がセットになったものです。
カウンターの上にそのまま置いてもインテリアとして使えるので
吸盤式の市販で売られているタオル掛けを設置するより
かなりスタイリッシュになります。
折角色や仕様に拘ったキッチンが、吸盤式のタオル掛けで台無しになるのは防げそうです。

flow タオルバー 260/ケユカ


扉の厚みが合えば、KEYUCAのタオルバーも見た目がスッキリで
スタイリッシュなのでお勧めです。

オープンキッチンは見えすぎる故の苦労は有りますので
「上手く見せる」「上手く隠す」
を上手に取り入れる工夫が必要だと思います。



2012/05/14

和室のカーテンについて

和室が独立している場合やLDKと繋がっている場合、
またしきりが全くなく、そのまま小上がりに和室がある場合等
最近の戸建ての「和室」はマンションの影響を受けて
若い世代には特に「洋和室」が支流になりつつあります。

洋和室になったばあいは、LDKからの繋がりを
どこまで持たせるかで、和室の印象も大分変わってくると思います。

LDKで採用した建具をそのまま色を変えたりして
和室に使ったりするケースもありますし、
戸襖といって、従来の和室のように押入や出入り口のドアに
襖紙を貼ったりする事も有ります。

こちらの場合は、シンプルでは有りますが、和室の要素を多く残しているケースです。
押入は襖紙を採用して、天井はラミネート天井という
木に見えるシート張りを施された板で施工しています。

照明は最近和室でもダウンライトを採用することも珍しく有りません。
そんなに広く無い和室ですと、ダウンライトを使う事で空間がスッキリ見えますが
シーリングライト(天井付けの照明)に比べると、少々室内が暗く感じます。

外観を他の場所と統一したり、
または防犯上の問題から、和室でもたてすべり出し窓を採用する事も多いです。
※たてすべりだし窓ってなに?と思った方はこちらで確認をどうぞ
写真の奥は細いタイプのたてすべり出し窓を連続して2カ所設置しています。

こういう小さいサッシだと、
和室にどういう物を取付けたら良いか迷う方も多いですが、
プリーツスクリーンというタイプは和室によく合うので
最近使われています。

プリーツスクリーンを閉めた感じ
こちらは枠内に設置して、窓枠の天井にビスで固定している方法です。

プリーツスクリーンは
タチカワブラインドニチベイTOSOなどが主なメーカーとなっていて
カラーバリエーションやメカ(操作する所)の構造が若干異なっています。

プリーツスクリーンのサンプルは、インテリアを
総合的に扱っている家具屋さんでも実物を見る事ができますし、
各メーカーのショールームへお時間があれば出向いてもいいです。
※各メーカーのショールームへ単独で行くと、場所が点在していて時間がかかるので
一番は総合的に扱っている所とか、メーカーでオプション販売会等やっている場合は
そちらの機会を利用して、メリットデメリットやお勧めなどを聞かれると良いでしょう。