戸建て住宅も高機密・高断熱仕様が浸透してきており
昔に比べれば木造住宅でも部屋の中が暖かく感じられます。
また、部屋の間取りも間仕切りをあまり設置せずスパンを大きく取る居室や
センターリビングとして見せる階段を設置する方も増えています。
高機密高断熱の住宅になっているとはいえども、
畳数が大きくなれば部屋を暖めたり冷やしたりするのに時間がかかります。
建てる前は全く想定していなくても、引き渡しが終わって冬の真っ盛りや
夏の真っ最中に、どうもエアコンの効きが悪いな〜
と思われる方も多いです。
その場合、あとから部屋を何らかのかたちで仕切りたいということで
ロールスクリーンやアコーディオンドアの設置を相談される事も多いです。
つい先日も、秋にお引き渡しが終わったお客様から
階段の入り口にロールスクリーンを設置したいと依頼がありました。
こちらはリビングとダイニングの間に設置していたロールスクリーンです。
今回のケースでは、壁へ本体を設置するか、垂れ壁の真下に本体を設置するかで
お客様が悩まれていましたが、結果的に垂れ壁の真下に設置する方法をとりました。
ロールスクリーンはロールを巻き上げるため、本体(メカの部分)とロールスクリーン自体に
若干隙間が生じます。
この隙間が気になる場合は壁付けに設置して、
上部と左右に隙間が極力出来ないように設置する事が必要となります。
壁付けにするとロールスクリーンが出っ張って見えるので
それが気になる〜
という方は、天井に本体を付ける方法も有りますが
その場合、生地が長くなりますので天井高によっては
作成出来る生地に制約が出て来たり
必要以上に金額がアップしてしまう事もありますので
・見た目を優先させるのか
・機能面を優先させるのか
を判断した上でオーダーするのが良いと思います。
ロールスクリーンで間仕切りを行った際、
間仕切りを全く行わないのと比べれば冷暖房の効率に効果は見られますが、
ドアを設置するように密閉性は高く無いので
過度な期待をするのは禁物です。
また、ロールスクリーンには薄手のものや遮光効果のある厚手のタイプまで
目の細かさにも差がありますので、生地選びも用途により使い分けが必要です。
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